2018年9月7日金曜日

SMS



2014年のコメディ映画、

SMS

を見てみました。

https://www.youtube.com/watch?v=CywJbD8QjgY

細かいところはけっこう込み入っているのですが、
要は、
妻と男の子がいるローランに、
次々と災難が降りかかるという話です。
まずは、建てたばかりの家が、
派手に水漏れした後に、大火事に。
さらに、子供を学校に送っていく途中にスマホを盗まれ、
犯人を追いかけている間に息子が行方不明、
実際は清掃人に助けられ母親のもとにいたのですが、
父親失格の烙印を押され、
妻は子どもと一緒に別の男のもとへ、
また仕事上も穴が開き、
自分の小さな会社が差し押さえの対象に……
という具合です。
もちろんコメディですから、
不幸もまた、おもしろおかしく語られます。
俳優の中では、ローランの元カノを演じた
Géraldine Pailhas (ジェラルディン・ぺラス)
が、いい感じで印象に残りました。
(まあ、そう見える役どころではありますが。)

で、
おもしろいのかといえば、
それなりにおもしろいものでした。
途中、息子がローランの実子かどうかが問題になり、
DNAテストまでするのですが、
最後、その結果をローランは見ずに燃やしてしまいます。
自分はこの子を愛し、この子の父親であり、
それはDNAなんか関係ない、
自分の選択なんだ、というわけです。
なかなかいいですね。

*ローランの部下役で Naidra Ayad、
カシェールを扱うエピスリの店主役で、
Daniel Cohen
が出演しています。
彼は、Tout ce qui brille においても、
ユダヤ人役でした。
ま、名前がすでにね。
それから、ローランの妻は、
Anne Marivin
が演じています。
彼女はこちらでは主演でした。

http://tomo-524.blogspot.com/2011/04/il-reste-du-jambon.html

これでもいい役でしたね。

http://tomo-524.blogspot.com/2015/05/bienvenue-chez-les-chtis.html


*上の画像は、ラスト近くの一場面です。
「パリ」の外、メトロの Garibaldi 駅の前ですね。
映画の中では、初めて見ました。