『エミリー、パリへ行く』(10話)
を見てみました。
シカゴ出身のエミリーが、
パリのマーケティング会社に派遣され、
フランス語も話せないまま、
イケメンのシェフと仲良くなったり、
実家が超大金持ちの中国人女性や、
実家がワイナリーのパリジェンヌと友達になったり、
シャンペンを飲んだりパンオショコラを食べたり、
既婚者からランジェリーを送られたり、
行きずりの男とベッドインしたりするお話です。
え、なんだそれ?
と思ったでしょうか。
これは、もともとアメリカ国内向けに作られた、
アメリカ人(だけではないでしょうが)の頭の中だけにある、
空想のパリ、伝説の、理想化されたパリが舞台です。
ここには、テロも、デモも、工事も、散乱したごみもありません。
またアラブ系は、一人も登場しません。
つまり、現実のパリではないわけです。
もうあまりに戯画的で、
溢れんばかりの安易さなので、
なんというか、本気で見たりはできません。
ああ、こんなステレオタイプ、まだ描かれてるのね~、
という、渇いた笑い? というのでしょうか?
フランスでの批判も、
半笑いな感じです。
真ん中辺の、Tilo fr という人のtwitter は、
「結局のところ、アンヌ・イダルゴ(パリ市長)は正しかった。
彼女は約束を守ったわけだ;
2020年には清潔なパリになる。
ただ残念なのは、それがドラマの中だってこと。
画像は、パソコンで修正されたのかな?」
それから批評集。評価は低めです。
それからこの日本語の記事は、
分かりやすいです。
シーズン2が作られるようです。
でも配信されれば、
また半笑いで見ちゃうかも。
上の記事の中で言及されている The Eddy については、こちらを;