2009年5月15日金曜日

大連


というわけで、今日も治療院へ。

「ああ、来ましたね、性懲りもなく!」
「へへへ(←薄ら笑い)」
「じゃあ今日はハリね」
「(やはり……)」

で…… なんというか、「超痛い」というほどではなかった(マッサージのほうが痛い)けれど、どこか虫歯治療を思わせる痛みですね。10本ほど打ちました。

でも今日はつくづく、マッサージ師さんの技量に感心しました。彼は、いい体格。腕も太いし、指も太くて柔らかい。もう、マッサージ師は天職か、という感じ。こんなに色んな揉み方があるなんて! まだまだ治ったというわけにはいきませんが、いい経験でした。(まだ行きます。)

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大連に出発する日(22日)が近づいてきました。で、今日は大先輩にあたる英語の先生から、昔日の話を伺いました。彼は、大連ではないけれど、新京の生まれなのでした。

先生のお父上は、新京で、あの甘粕正彦が理事を務めていた満州映画協会(満映)にいたそうです。(甘粕? あの『ラスト・エンペラー』で、坂本龍一が演じていた人です。)色々、興味深い話を伺いました。お兄さんが誘拐されかかった話とか、弟さんが栄養失調に陥った話とか。

そして今日の2時間目、ある学生の名前が目にとまり、訊いてみました。

「もしかして、中国語できるの?」
「はい。大連育ちなので」

大連育ち!? OK。これは神の采配なのでしょう。来週の火曜日、彼に話を聞かせてもらうことにしました。何が出てくるでしょうか!

そしてそして、実は鳥取からも大学宛てにお便りをいただきました。(Merci !)お手紙にも書かれていた通り、いろんなことで、色んな風に関係がある方でした。フランス語の勉強中であること、母上は(わたしの両親同様)引き揚げ組であること、それから野球や俳句など、あれこれと。

送ってくださった、「日僑学校最後の同窓会」の記事も興味深く読みました。日僑学校というのは、終戦後、要請されて大連に残留したエンジニアらの子弟の通った学校で、わたしの父親も一時期そこで教員をしていたのでした。

というわけで、大連関係、色々出てきます。いつか書けるといいんですが。