2009年9月17日木曜日

おくりびと、他


来週、ついに地上波にも登場するという『おくりびと』、遅ればせながら、昨日やっと見ました。

以下、ネタバレにならない程度に書くとすると…… 約2時間の映画ですが、まったく飽きることなく、堪能できました。なんとなく、もう少し重いものを想像していたのですが、とても風通し良く作ってあって、感心しました。回想を含めた時間の処理も、伏線の張り方も、まったく正攻法。それも好感が持てました。全体として、いい映画だと思いました。

DVDで見たのですが、音の響きが、特にチェロを弾く場面では、ライブ過ぎる気がしました。ただ監督は、「音に対する繊細なアプローチ」が達成できたと言っているので、映画館だと違うのかもしれません。

わたしは昔から山崎努が好きなんですが、今回もよかったです。彼はいいですね。(というか、一番良かったかも。)

そういえば、来月、アヴィ・モグラヴィの特集が日仏会館であります。これ、見たいです。


で、彼の最新作が上映される山形国際ドキュメンタリー映画祭では、ギー・ドゥボールの特集上映もあるそうです。これは日本初とか。


今、4部屋向こうの倉石研究室のドアには、この映画祭の大きなポスターが燦然と輝いています。ギー・ドゥボールは、たとえばこんな感じ。(本編が始まるのは、1分35秒あたりです。)