2010年3月27日土曜日

3本


このところ、「準新作」的なアメリカ映画を何本か見ました。借りたいのが貸し出し中、ということもあったんですけどね。

それにしても、なかなかわくわくドキドキできないのは、作品のせいなのか、はたまたこちらの歳のせいなのか(涙)、という感じです。

中でも大きく首をひねってしまったのが、「ノウイング」。50年間のタイム・カプセルから出てきた紙に、この間の災害の日時や場所が記されていた、しかもあと3つはこれからだ…… という、ちょっと期待させる出だしだったのですが…… (ここからこの段落ネタバレあり)なんと、そうした予言能力を特定の人間に付与していたのは、宇宙人だった! しかもその予言に、意味があるのかないのか……

ニコラス・ケイジは、「リービング・ラスベガス」でのアル中役の雰囲気が好きで、ずっと贔屓にしていたのですが、最近は、ちょっと低調、かな? それに今回は、MITの教員という役どころなのですが、その授業内容が…… MITがあんなレベルのはずないと思います。わたしが見た中では、「アイ・アム・レジェンド」以来のハズレでした。

「ワールド・オブ・ライズ」は、ディカプリオとラッセル・クロウ。2人はCIAで、舞台がヨルダン、シリアなど中近東。ストーリーはともかく、ディカプリオはちょっといい感じ。「タイタニック」の頃より、わたしは好きです。(ハイチに100万ドル寄付したのも好印象。)また、どこまで信じていいのか分からないけれど、中東での、白人に対する視線に興味をそそられました。

そして妙に納得してしまったのは、「知りすぎた」アラブ人言語学者が、自爆テロを命じられた時、自分は死にたくないと「アメリカ」に接近するところ。中東、といっても、もちろん、色んな人がいるわけですね。

「レディー・キラー」はコーエン兄弟。舞台はミシシッピー。ある黒人夫人の家に、ニセ教授(トム・ハンクス)が間借りし、そこから仲間とトンネルを掘ります、カジノの金庫目指して! しかし、この老夫人がなかなかの曲者で…… 「オー・ブラザー」ほどシュールではなく、「ファーゴ」ほど緊張感もありませんが、まあコーエン兄弟ですからね、彼ららしい雰囲気は味わえました。

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今日が土曜日だから…… 明後日には放送開始です。ちょっと緊張してきました!(収録済みなのにねえ。)