2010年3月1日月曜日

中国、ドイツ、日本、フランス


3月ですね。色々バタバタしているのは、わたしだけ、ではないですよね?

で、現代詩手帖3月号には、「アカシヤの大連で餃子を」の第2回が掲載されています。よろしければ、立ち読みSVP !  ああ、あの緑の瓶のビール、うまかったなあ…… 餃子も、また食べたいなあ……と、現実逃避傾向の今日この頃。(それじゃだめじゃん!)

明日は、わたしの隣の研究室の大先輩、ドイツ語の遠山先生の最終講義があります。

遠山先生とは、先日の大学業務の昼休み、初めて2人だけで昼食をとりました。学食のランチでしたが、先生のお話は面白かったです。

先生のパートナーはドイツの方で、国際結婚にまつわる不合理な法律の数々、あるいは、ドイツにおける戦後教育の意味、それと似ても似つかない日本の戦後教育の不完全さ……

これはだいぶ前に書きましたが、フランスでは、今だに「大航海時代」をGrandes Découvertes 「大発見時代」と呼んでいるようです。これもまた、フランスの教育の在り方が関わっているのでしょう。

どんどん逸れますが、先週末(27日)の朝日新聞に、サルコジ大統領が、ルワンダ虐殺の責任の一端を認めた、という記事が載っていました。お! と思って読んでみましたが、なんだか、ピンとこない感じ。だって、あの時フランスが大量派兵していたら、あんなことにはならなかった、っていうんですから。

そういえば大統領は、ガボンとの安保協定にも署名する方向らしいですね。これは、フランスのアフリカ政策の転換だ、という見方もあるようです。ただ背景には、「フランサフリック」という言葉が端的にあらわしている、フランスの新植民地主義に対する批判があったのは明らかです。

「多くのフランスの企業は、フランスのアフリカ政策の恩恵を受けている(朝日新聞・2月24日)」と、フランス人ジャーナリストが語っていましたが、これはソフト過ぎる物言いかもしれません。そしてそのジャーナリストも言うように、そうした企業たちが、簡単にアフリカという「甘い汁」を手放すとも思えないのです……

というわけで、何も考えないで書き始めたら、こんな内容になっちゃいました!