2013年4月21日日曜日

敗北の向こう側

中学生時代に将棋部にいたわたしとしては、
コンピューター将棋ソフトVS.プロ棋士による5対5の対抗戦、
「第2回将棋電王戦」は気になっていました。

そしてついに、
人間の負け! 
という結果に。
しかも大将には、現役バリバリのA級騎士が登場していたのですが。
すごく残念、というわけではないですが、
なんだかザワザワ感は残ります。

中で最も印象的だったのは、第四局。
(ただこの「印象的」である理由が、
セツナイ人間ドラマゆえ、というあたりであるのが、
ちょっとおもしろいというか。)

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130417-00424174-sspa-soci

塚田九段、お疲れ様でした。

それにしても、この手のもの、
コンピューターは強い。
500円くらいで買える将棋ソフトでも、
わたしを含むたいていの「へぼ将棋愛好家」よりははっきり強いです。
でも……

たとえばロボットは、コンピューターによって制御されるわけですが、
彼(?)は枕を、枕カバーに入れることができません。
ベッドにシーツをかけるのも、まあ無理でしょう。
これはどういうことか、といえば、
要は卑近な人間的行為ができても感心されないので、
得意な分野に特化してロボット(ないしコンピューター)は改良を重ねた、
ということなんだそうです。
(『知の逆転』より)

ふと、人間を愛するとはどういうことか、と考えてしまいますね。