2018年3月1日木曜日

年に1度の

大学には、
語学の教員が相当数います。
で、たいていの大学では、
多くの場合3月に、
全員が集まって「情報交換」する場が設けられます。
わたしが属する理工学部では、
今日、その集まりがありました。

話題はいろいろですが、
たとえば、フランス語なら、
ある項目の教え方をこんな風にして見たら、
こんな結果だった、とか、
このくらいの頻度で小テストをしたら、
このくらいの効果があったとか。
自分の経験は自分でフィードバックしますが、
他の先生方の経験も踏まえて工夫すれば、
さらに効果は上がるというものです。

わたしも今ではヴェテラン組になってしまいましたが、
若い頃は、
先輩の先生たちにいろいろ教わりました。
特に、W先生は、
自分が試した教え方やその結果を、
惜しみなく教えてくれて、
ずいぶん勉強になりました。
そして、その方法を、
参考書などで使って言いかと訊いた時も、
「知識は誰のものでもないよ。
よければどんどん使って」
と言うのでした。

わたしも、
訊かれれば、
なんでも伝える気は満々なんですが、
今は周りに、若い先生がいないんですよねえ。