大学には、
語学の教員が相当数います。
で、たいていの大学では、
多くの場合3月に、
全員が集まって「情報交換」する場が設けられます。
わたしが属する理工学部では、
今日、その集まりがありました。
話題はいろいろですが、
たとえば、フランス語なら、
ある項目の教え方をこんな風にして見たら、
こんな結果だった、とか、
このくらいの頻度で小テストをしたら、
このくらいの効果があったとか。
自分の経験は自分でフィードバックしますが、
他の先生方の経験も踏まえて工夫すれば、
さらに効果は上がるというものです。
わたしも今ではヴェテラン組になってしまいましたが、
若い頃は、
先輩の先生たちにいろいろ教わりました。
特に、W先生は、
自分が試した教え方やその結果を、
惜しみなく教えてくれて、
ずいぶん勉強になりました。
そして、その方法を、
参考書などで使って言いかと訊いた時も、
「知識は誰のものでもないよ。
よければどんどん使って」
と言うのでした。
わたしも、
訊かれれば、
なんでも伝える気は満々なんですが、
今は周りに、若い先生がいないんですよねえ。