2008年5月26日月曜日

今日は収録日。


今日は「まいにちフランス語」の収録でした。1時から5時までの4時間で、取ったのは5課分。まあ、がんばれば6課分取れるんですが、どうも休憩時間の雑談が盛り上がり過ぎてしまい、つい仕事時間が減ってしまうのでした。雑談のメンバーは3人。レナさんとわたしと、収録担当で「編集の鬼」と呼ばれるシゲピョンです。今日は何の話をしたかと言うと…… レナさんがリオで迎えた21世紀の新年のこととか、シゲピョンのタヒチ珍道中(?)とか。わたしはただうなずいているだけです。(でもないか?)


「まいにちフランス語」は、わたしとレナさんにとっては、大きく分けて3つの仕事でできています。まず、なんといっても「テキスト作り」。これは一応わたしが書いていますが、レナさんがしょっちゅう「いい考え bonne idée 」をくれるので、なるべくそれを生かすようにしています。(たとえばだいぶ先ですが49課。ここには「なにを/誰を」の表現が3つずつ出ています。これはおそらく、めったにない書き方なんです。レナさんのアイディアです。)それから、CDの制作。そして3つ目が、放送の収録です。


この3つの中で、明らかに1番楽しいもの、それは今日のような「放送収録」です。体(といっても主に喉ですが)を使うのもいいし、まあまちがえてもシゲピョンが編集してくれるから安心だし、雑談のときはお菓子も出るし! (CD制作のときも、担当のサッチャンがおいしいお菓子を選んできてくれます。それはとても楽しみなのですが、こちらは、74分に収めなければというプレッシャーがあり、「楽しむ」境地にあと半歩、というところです。)


レナさんは、たいていチョー元気です。彼女は、日仏学院の生徒さんたちから、「どうして先生は、いつもそんなに高いテンションでいられるんですか?」と訊かれるそうですが、わたしも生徒さんたちと同じ気持ちになることがあります。レナさんは、わたしの知っている限りでは、one of the best teachers です。わたしも、レナさんに習いたかった!


評論家の立花隆さんが、昔ある記事の中で、大学で授業に出る時間をすべて読書に充てる、という考え方を紹介していました。たしかに、現在大学で教えている先生たちの中にも、あまり授業は出なかったなあ、とのたまう方もいらっしゃいます。ただ、やはり授業というのは魅力的です。なにしろライブで、生身の対決(?)なんですから。だからこそ(かつては欠席がちだった)先生たちの中にも、今ならオニ出席なんだけど、とおっしゃる方もいます。わたしも、そっち派です。


さて、「まいにちフランス語」リスナーの方に、1つお知らせです。6月には、「数字」が出てきます。(1度にではなく、少しずつですが。)で、7月に入ると、オープニングに「数字聞き取りコーナー」が登場します。というわけなので、どうぞそのつもりで、数字の練習にいそしんでくださいませ。ただし数字は、つづれる必要はありません。言えて、聞き取れれば、それでOKです。クイズみたいで、楽しいです!(そうそう、レナさんによる、「歌のお姉さん」コーナーも新設します。癒されます!)


6月上旬には、8月分のCD収録があります。今は、その準備を進めているところです。おいしいメニュー、期待しててください!(写真は、今日の収録中のレナさん。)