2008年5月28日水曜日

小さな太陽


もしもわたしに、明るく輝く小さな太陽が作れて、しかもそれがリモコンで動かせるとしたら、まちがいなくわたしは「アーティスト」になれるだろう、と思いました。というのも……


昨日の大学からの帰り道のことです。通いなれたいつもの道を、わたしはクルマで走っていました。ただ昨日は、若い英語の先生と楽しく話し込んでしまい、いつもより30分ほど遅い、6:40頃でした。


もうかなり家に近いところに、ゆるく右折する交差点があるのですが、異変が起こったのは、その右折をした直後でした。真正面に、突如おおきなオレンジの太陽が現れたのです! 前を走るクルマも、道の両側の建物も、かすんだようなオレンジの光の中で、はじめて見るような姿です。(あとで計算してみたら、わたしはこの道を、もう500回くらい走っているのに、です。)太陽の光に、こんなに風景を変えてしまう力があったなんて!

                                               小さなオレンジの太陽、あなたならどこに置いてみますか? 地下鉄のホームに? 森の奥深くに?  夜の海岸に? それとも……?