今回は、午後3時から、打ち合わせを3つ、という感じ。
でも、新鮮な情報満載だったので、楽しみながらできました。
放送局の仕事には、ああそうだったのねえ、ということが、山ほどあります。
お気楽な視聴者として、お茶の間から突っ込みを飛ばしていたわたしも、
ほんの少しずつその仕事特有の気遣いの存在に、気づきつつあります。
大変なんですねえ。
ただ、まあどんな場面でも、
素人が素人らしく何かに気づくというのはあるもので。
たとえばわたしが、フランス語の授業で、
自分なりに工夫した、それなりにまとまった(はずの)説明さらっとして、
あとから、もっと素朴で本質的な質問をされてしまうことがありました。
慣れている目で見て、これでいいはず、と思っても、
素人の素朴な疑問には、必ずしもヒットしないわけですね。
(極端な話、「机上の空論」という表現を、
「絵に描いた餅」という表現と比較して説明していた時、突然、
でも、どうして「机」は「机」っていうんですか?
と訊かれたら…… という感じかな?
これは、一番の基本に帰って、言葉とモノの関係は恣意的 arbitraire なんだ、
というところから、ソシュールに倣って、話さなければならないんでしょうね。)
NHKがプロ集団として、
高い技術と経験知を蓄積しているのはまちがいないでしょう。
ただだからこそ、素人的感覚と完全には一致しない場合もでてくるようです。
で、わたしとしては、そこはバリバリの素人代表として、
素朴な疑問を投げかけてみる場合もあるわけですね。
とはいえ、NHKにはやっぱり優秀な人が多くて、
彼らはほとんどみんな、ちゃんと話を聞いてくれ、わかってくれます。
少なくともわたしの周りはそうです。
(というと、ちょっと大げさでかな? そういう「場合」は、まあ 1 / 20 くらいで、
ほとんどは、みなさんの仕事ぶりに感心する、という具合です。)
そしておかげさまで、打ち合わせも昨日で一段落です。
わたしは、実はあんまり働いていなくて、ただ参加していただけなんですが。
ま、これから働きます!
◇
先日ご紹介した『パリ ノ ルール』、ラジオ仲間のナオコさんからも、
これはいいです! のメールをいただきました。(Merci, Nao !)
そして、こんなブログもあることを教えてくれました;
http://www.fr-dr.com/paris/index.php
なるほどねえ!