まあ、日本でそのタイトルを知らない人はほとんどいない、
有名なシリーズ、
『仁義なき戦い』(5部作)
は、1973年1月から始まり、
翌74年の6月には「完結編」が公開されています。
これは、わたしにとっては、
中3から高1にかけて、ということになるのですが、
当時はたいして映画を見ていなかったし、
見ているたものの中で好きだったのは、
リバイバルで見た『歴史は夜作られる』や『暗黒街の弾痕』、
新作だと、『スティング』や『パピヨン』、そして『暗黒街のふたり』などでした。
(今挙げた5作、そういえば、すべて新宿で見ました。
ちなみに『ゴッドファーザー』は72年に、これは銀座で見ました。
映画の記憶って、見た映画館とけっこう結びついていることに、
今気づきました。
まあ、それはともかく。)
だから邦画を、それもヤクザ映画を見ることはありませんでした。
その後、レンタル・ヴィデオが広まったころに、
借りて見た記憶はおぼろげにあるんですが、
あまり印象に残っていません。
で、
おそろしく遅ればせながら、
まずは最初の2作を見てみました。
『仁義なき戦い』と、『仁義なき戦い 広島死闘篇』です。
https://www.youtube.com/watch?v=wfe4JCFKFTg
https://www.youtube.com/watch?v=F3_7wpLZ_dc
結論から言うなら、
これはおもしろい。
ネット上ですでにそういう指摘がありましたが、
まさに群像劇で、
冒頭の原爆の映像は、
そのドラマの背景を一挙に提示しているようです。
場所と、時代と。
ただし『広島死闘篇』のほうは、
群像劇の要素はやや薄まり、
ある青年の破滅的な行状を、
荒々しく追ってゆくものです。
この映像、
いいですね!
ザラザラした、という形容がぴったりだと感じました。
あと3本、見る予定です!