2018年10月26日金曜日

25,000円

日本の平均株価が官製相場であり、
その意味でバブルであることは、
よく知られているのでしょう。
株自体がある種の「商品」である現在、
実体経済との間に乖離があっても、
それはそれ、という面もあるでしょう。

が、今回は、
やはりアメリカの実体経済の指標の悪化が、
連鎖的な株安を呼び込んでいるようです。

で、
今ほんのちょっと振り返るだけで、
過去の「プロ」たちの見立ての成否が、
興味深いことになっています。

たとえば東洋経済のこれは、

https://toyokeizai.net/articles/-/193288

2017年の年末までに、25,000円になると予想しています。
実際には、24,000円に届きませんでした。

で、その昨年末、
「プロ」たちはなんと言っていたのでしょう?
5月に25,000円、
年末は2万円台後半、
というのが彼らの見立てでした。

https://diamond.jp/articles/-/153364

5月については、未達成でした。

さて、
「今年の年末に25,000円へ」ということなら、
多くの「プロ」が予想していました。

まずは日経のこの記事。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO31949420Z10C18A6EN2000/

これも日経。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO31646910S8A610C1920M00/

これも。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO36466230T11C18A0EA3000/

まあ、日経はあくまで業界紙ですから、
その業界が盛り上がる記事を掲載したいという気持ちは、
ある程度理解できます。
話し半分、というところでしょうか。

ふたたび東洋経済。

https://toyokeizai.net/articles/-/235659

そしてこれは、「遅くとも来春」までには27,000円(!)だと言っています。

http://blogos.com/article/311604/

(現実ではなく「話し」の)景気の良さなら、
こちらも負けていません。

https://www.mag2.com/p/money/341364/2

最低でも、年末に25,200円、ということですね。

年末まで、あと約2か月。
どんな結果になるんでしょうか?