『ブラックスペース』
を見てみました。
なぜ見始めたのかと言えば、
まずは、これがイスラエルを舞台にしたドラマだから。
そして物語の始まりは、ある高校での銃乱射事件であり、
最初に容疑者として拘束されるのは、
3人のパレスチナ人だ、というのです。
これは、イスラエル以外では見られない設定ですよね。
授業でパレスチナ映画を扱っていることもあるし、
見ておこう、となったわけです。
全8話なんですが、
見ている間は、なかなかスリリングで、おもしろかったです。
ユダヤ教のお葬式ってこんなふうなんだな、とか、
ドアであれば、ピザ屋さんであってもメズーザがついているんだな、とか、
刑事の家がこんなに立派って、公務員の給料は高いんだな、とか、
高校生たちの男女関係はかなり活発なんだな、とか、
まあフィクションを通してですが、
細々したことも興味を引かれたし。
ただ、わたしにとっては、ラストがイマイチ。
用意された謎のうち、いくつかがクリアーにならないまま、
やや唐突な「オープン・エンド」となってしまいました。
途中はわりとずっとおもしろかっただけに、
そこがちょっと残念です。
ちなみに「ブラックスペース」というのは、
高校生たちが使っている古いメッセージ・アプリで、
メンバー以外は見られない、
ネットで検索しても出てこない、
というシロモノです。