2021年6月11日金曜日

Black Space


ネトフリのミニ・シリーズ、

『ブラックスペース』

を見てみました。
なぜ見始めたのかと言えば、
まずは、これがイスラエルを舞台にしたドラマだから。
そして物語の始まりは、ある高校での銃乱射事件であり、
最初に容疑者として拘束されるのは、
3人のパレスチナ人だ、というのです。
これは、イスラエル以外では見られない設定ですよね。
授業でパレスチナ映画を扱っていることもあるし、
見ておこう、となったわけです。

全8話なんですが、
見ている間は、なかなかスリリングで、おもしろかったです。
ユダヤ教のお葬式ってこんなふうなんだな、とか、
ドアであれば、ピザ屋さんであってもメズーザがついているんだな、とか、
刑事の家がこんなに立派って、公務員の給料は高いんだな、とか、
高校生たちの男女関係はかなり活発なんだな、とか、
まあフィクションを通してですが、
細々したことも興味を引かれたし。

ただ、わたしにとっては、ラストがイマイチ。
用意された謎のうち、いくつかがクリアーにならないまま、
やや唐突な「オープン・エンド」となってしまいました。
途中はわりとずっとおもしろかっただけに、
そこがちょっと残念です。

ちなみに「ブラックスペース」というのは、
高校生たちが使っている古いメッセージ・アプリで、
メンバー以外は見られない、
ネットで検索しても出てこない、
というシロモノです。