2021年6月10日木曜日

『ザ・サーペント』

ネトスリとBBCの共作、
しかも主演がタハール・ラヒムとくれば、
見逃すわけにはいかないんですが……


実話に基づいたサスペンス、ということですが、
主人公(たち)は連続殺人犯で、
しかも、その動機も「?」としか感じないもので、
まったく感情移入できない。
またドラマの作り方としても、
時間を複雑に入れ替えることで、
もともと単調でしかない連続殺人に、
謎めいた雰囲気を与えようとするのですが、
これが裏目。
まあ、分からなくなると言うまではいかないものの、
付き合う気にはなれませんでした。
というわけで……
最後までいかずに「終了」しました。
(主人公の恋人がカナダのフランス語圏出身という設定なんですが、
彼女のフランス語があまりにたどたどしくて、
これも「?」でした。
イギリス人俳優なんですね。)

で、問題はタハール・ラヒムのはずなんですが、
やっぱり、作品に興味がわかないと、
俳優がどうの、という感じになりませんね。
インド人女性とヨーロッパ人の ”half breed” (←本人が言う)という役柄は、
今回が初めてだし、
たしかに、
今まで見たことのない雰囲気を出してましたが、
まあ、それだけというか。

次作に期待します!