2021年7月22日木曜日

Comment je suis devenu super-héros


2週間ほど前から Netflix で配信されている

『スーパーヒーローへの道』 Comment je suis devenu super-héros

を見てみました。


これは…… まあ、B級、かな?

パリ。
刑事モローは、
まだ経験の浅い女性刑事シャルツマンとコンビを組むことになります。
ただ今回の「パリ」は、
「超人」たちがあちらこちらにいる街です。
彼らはそれぞれに特殊能力があり、
目から光線を出したり、
鉄格子を通り抜けたり、
他人の未来を見てしまったりできるのです。
で、
それに目を付けたある男が、
超人たちを誘拐し、
彼らの血を使って「インスタント超能力ドラッグ」を作り、
売り出すことを考えます。
そしてこの悪事を追う過程で、
モロー刑事は自らの超能力を利用するようになり……
というお話。

この映画には、なんと、
レイラ・ベクティ、
ヴィマラ・ポンズ、
という、わたしが大好きな女優がふたりも出ていて、
さらに、
ブノワ・プールブールド(『神様メール』)、
ピオ・マルマイ、
らも出ていて、
わたしにとってはかなりの豪華メンバー。
で、期待していたんですが、
なんというか……

まず第一印象が、
アメリカ映画の二番煎じだなあ、です。
たとえば、掌から炎を放つことができる超人がいるのですが、
これって、
『デッドプール』などにでてきたファイヤーフィストそのままだし、
そのほかの超人たちにしても、
みんなどこかで見たことある感じです。
フランスで「スーパーヒーロー」ものを、
という意気込みなんでしょうけど、
これじゃあアメリカには勝てません。
主人公はマグニートーに近いですが、
スケールが小さいし。
一番の見せ場も、
キャプテン・マーヴェルで同じような構図を見た気が……

ただ、
(まあ贔屓目も入っていますが)
レイラ・ベクティとヴィマラ・ポンズはよかったです。
特にヴィマラは、
今までの、ちょっととぼけた、
でも存在感のある感じではなく、
シャープで、
少し汚れも感じさせて、新鮮でした。
アクションもいい感じ。
レイラもまた、
こんなアクションを見たのは初めてで、
でも上手いのに驚きました。

ちなみにヴィマラ・ポンズは、
これが一番好きです。


主演のピオ・マルマイは、
これが印象に残っています。