今もう、
シーズン3の途中まで来ました。
Mmm...
これ、なかなかすごいです。
ぜんぜん緊張感が下がらない。
長くかかる、うねるような物語が複数あって、
それに絡まるような感じで、
比較的短い物語も次々語られていきます。
新たな人物が投入されたり、
あるいは、あの時のあの人がここで復活したり。
たしかに登場人物たちは、
それぞれに「問題」がありそうです。
でもそれは、
いわば計算された設計で、
決して彼らを高く掲げようということではないのでしょう。
その冷静な演出にも好感を抱きます。
このどらまの特徴の一つは、
折に触れて、
主人公であるフランクが、
カメラに向かってつぶやきかけることです。
「せっかく狼になれるチャンスだったのに、
彼が羊を選ぶとはね」
とか。
そして場合によっては、
単に目配せだけのことも。
もうこれはあからさまに、
視聴者に共犯関係を迫ってきているのです。
そしてわたしたちは、
なにか自分が特別な場所にいるかのような錯覚に陥り、
それはそのまま、
ドラマに没入することにも繋がっていくのです。
もちろん、
この手法自体は、すごく特殊というほどではありませんが、
ここでは、
それがとてもうまく機能しているように思います。
先は長いですが、楽しみです。