『ベイビー・フィーバー』(2022)
を見てみました。
主人公ナナは、不妊治療が専門の医師。
37歳で独身。
付き合い始めた年下の技師はいますが、
彼のことが好き、とまではいきません。
そんな折り、新しい機械が導入され、
試しに彼女が被験者になって使ってみると、
妊娠できるのはあと半年だと判明。
焦ったナナは、
酔った勢いで、
となりの精子バンクから元彼の精子を盗み、
それを使って自分を妊娠させようと試みます。
が、ここからが大変。
泥棒が入ったと大騒ぎになり、
戸締まりの責任者だった親友(移民系のシングル・マザー)は
解雇の縁に立たされ、
それでもナナは口を噤んだままで……
見始めてすぐ思ったのは、
いい題材を見つけたな、
ということです。
この設定なら、
おもしろく(interesting)なるのはほぼ確実だと思えました。
つまり、どうやっても、
そこに現代社会の縮図があらわれそうだからです。
ただし、ナナはかなりジコチューな人間です。
悪人ではないので、見続けられますが。
素晴らしい、とまでは言えませんが、
わたしはおもしろかったです!