2024年9月18日水曜日

ですよね!

ビリー・アイリッシュの新譜、

と言っても少し前ですが、

文字通り愛聴しています。

いい曲がとても多い、いいアルバムだと思っています。

なぜでしょう、とても気が合う。

すぐそばにいるようだけど、届かない才能。

で、ついにきましたね。

(実は待ってました。)

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240918/k10014584521000.html

2024年9月17日火曜日

ここにきて

後期授業の開始が迫ってきたこの時期に、
書籍準備が急にスピードアップしてきました。
来春くらい? と思っていましたが、
もっと早くなりそうです。

レナさんとみっちり相談して、
決めセリフを100個ほど選び、
それに解説を付けました。
もちろん音声もつきますが、
どんな音声にするか、
いろいろ検討中です!

わたしとしては、
なかなか楽しい本になると思っています。
多くの人に楽しんでもらって、
しかも実戦で使ってもらえれば、
と思って進めています。
ぜひ期待してください!

2024年9月12日木曜日

『パーフェクト・プラン 人生逆転のパリ大作戦!』

なんと!
第25作まで見てきて、
あと1作を残すのみとなった座頭市シリーズ、
最後の1本が、アマプラにないことが判明。
しかもDVDも、プレミアが付いていて1万円超え!
困っちゃいましたねえ。
どうしましょう!

で、
とりあえずは休憩で、
座頭市とはまったく関係ないフランスのコメディ、

『パーフェクト・プラン 人生逆転のパリ大作戦!』(2017)

を見てみました。
原題は、Epouse-moi mon pote なので、
結婚してくれ、我が友よ
くらいでしょうか。
タイトルから、男性による同性婚の話だと分かりますが、
そこはコメディなので……

監督、脚本、主演は、
モロッコ系フランス人の、タレク・ブダリ。
で、
物語も、モロッコから、
家族みんなの期待を背負ってパリにやってきた留学生が、
試験を受けるのを忘れてヴィザが失効し、
何とか滞在許可、ないしフランス国籍を取るために奮闘する、
というものです。
(モロッコにいる主人公の父親を演じるのは、
お馴染みのジネディーヌ・スアレム。
ラムジ・ベディアも、ちょい役ですが登場します。
地味に贅沢!)

映画自体は、面白かったのかと言われると、
まあ、ビミョーなところですが、
こういうフランス映画は、仕事の一環(!)として、
というつもりで見てます。

ヒロイン役を演じたのは、
有名 Youtubeuse のAndy です。


彼女は、Miss France でも、
いいところまで行ったんですね。



2024年9月11日水曜日

討論会

今日は、夢の共演もさることながら、
アメリカ大統領候補の討論会も、
ずっと待っていたイベントでした。
(MLB と時間帯が被ったので、その部分は録画して見ました。)

内容的には、
どちらの言っていることも、
すでに聞いたことがあるものがほとんどでしたが、
こうして聞き直してみると、
やはりトランプの言っていることはハリボテ感が強く、
ポイントからズレちゃう感じも、シャープじゃない印象を受けました。
(バイデンよりは年下ですが、78歳ですよね。)
そして一番強く印象に残ったのは、
彼が、討論中、一切カマラの方を見ようとしなかったこと。
まるで、彼女がタブーかないかであるように。
それも作戦なんでしょうが、
何というか、哀れな気がしました。

まあ、コアな支持層には、影響がないのでしょう。
大事なのは……、
テイラー・スイフトがカマラ支持を表明したこと!
ナイス・タイミング!

夢の共演

今日は、数日前から楽しみにしていた夢の共演が見られました。
もちろん、
大谷、山本、今永、鈴木、のことです。
とにかく山本がしっかり投げられてよかった。
球もはやかったし。
(ちょっとシュート回転だったけど。)
今永にも勝ち投手
(自分のことには興味がない、と本人は言ってますが)
がついて、また新人王が近づいたし。
鈴木は猛打賞だし。
大谷は……、いつも活躍してるから、今日はいいか!
(まあ、50-50なんて、最初で最後の挑戦じゃないでしょうか。
ぜひ達成してほしい!)

それにしても、カブスのP. クロー・アームストロング、
すごく守備がうまくて、感心しました。
軽やか!

2024年9月10日火曜日

『新座頭市物語 笠間の血祭り』

シリーズ第25作、

『新座頭市物語 笠間の血祭り』(1974)

を見てみました。

前作が今ひとつだったせいもあるかもしれませんが、
今作は、とてもよく感じられました。
まずフレーミングが安定しているし、
物語の運びも、シーンの繋ぎも自然、
豪華な役者たち(岡田英次! 佐藤慶! 志村喬!)も個性的、
殺陣も陰影があって迫力十分。
素晴らしいデキでした。
わたしは、シリーズ全体の中でも、屈指の作品だと思いました。

さ、あと1本!

『オペレーション・フォーチュン』

アマプラで見かけた

『オペレーション・フォーチュン』(2023)

を見てみました。
わたしが好きなタイプのスパイモノかなあ、
と思って見始めたら、ドンピシャ。
エンタメとしては、もうほとんど満点、という印象でした。
セリフは気が利いてるし、
アクションにキレはあるし、
物語は複雑なんだけどスッキリ分かるように描かれているし、
キャラクターは個性的でそれぞれに面白味があるし、
音楽も、カメラの動きもいい感じだし、
展開もとてもスムーズだし、
小さな伏線も効いているし、
オチもおもしろいし、
時間も実質1時間45分程度だし、
やっぱりほぼ完璧。

監督はガイ・リッチーで、
主演はジェイソン・ステイサム。
このコンビニは、


がありました。
(そういえば、構図は似てます。)
ただしデキは、今回の方がはるかにいいと思いました。
オーブリー・プラザの、
男たちをおちょくった態度おもしろくて、かなり効いてるのかな。

2024年9月9日月曜日

『新座頭市物語・折れた杖』

シリーズ第24作、

『新座頭市物語・折れた杖』(1972)

見てみました。
勝新太郎が初めて監督を担当しています。

で、どんな監督ぶりを見せるのかと思っていたんですが、
残念な結果でした。
他の「プロの」監督たちとは、
申し訳ないけれど(マイナスの意味で)レベチでした。
一番気になったのは、シーンとシーンの繋ぎがぎこちない、
というか不自然、
というかぶつ切りを並べたようで、
「流れ」が作られてない印象。
いわゆる「エロ・グロ」も多く、
それはわたしが座頭市シリーズに期待するものとも違うので……
また、これまでも何度かあった、
メインと繋がらないサブのストーリーがあったり。
(←まあこれは脚本家のせいかもですが。)
そうそう、
子供がヤクザに殴られて死ぬっていうのも、
映画のルールを破っている気がしました。
そのほかにも、too much なものが多く……

次に期待しましょう。
あと2作!



唯一、小池朝雄のワルモノが、
個性があって印象的でした。

2024年9月8日日曜日

『パリタクシー』

もう随分前にアマプラで買って、
そのまま見るのを忘れていた

『パリタクシー』(2022)

を見てみました。

92歳のご婦人を乗せた、46歳のタクシー・ドライバー。
彼女に言われるまま、
パリ周辺の各地を巡る中で、
彼は次第に心を開き、
忘れえない1日になる、というお話。

見る前は、
『舞踏会の手帳』
みたいなものを想像していましたが、
ちょっと違いました。
映画としては……、50点くらい?

タクシーによる空間の移動が、
時間(記憶)の移動になるって言うのは、
分かりやすい構成です。が、
物語があまりに特異で、
またその描き方や、音楽の挿入の仕方もゆるくて、
乗れませんでした。

老婦人を演じたリーヌ・ルノーは、
出演時リアルに92歳。
『女はみんな生きている』
の時と同様、寂しい老女性の役です。
そしてダニー・ブーンは、
今回はお笑いはナシで、やや大袈裟な演技。

ラストも、そうなるのが見え見え過ぎて、どうかなと思いました。





2024年9月7日土曜日

『座頭市御用旅』

シリーズ第23作、

『座頭市御用旅』(1972)

を見てみました。
森一生監督です。

ワルモノ役は三國連太郎。
小心で去勢を張る哀れな人物を好演していました。
森繁久弥が、きわめて良心的な目明かしとして登場しますが、
彼は息子といい関係が築けていません。
権威主義的、家父長主義的だからでしょう。
この俳優は、雰囲気が家父長的だと、
今回初めて思いました。

映画としては、
『座頭市あばれ火祭り』と同じように、
メインの物語とほとんど絡まないサブがあって、
そちらが最後の対決に至るのですが、
これはうまくいかないやつだと、今回も思いました。
少し、手詰まり感があるのでしょうか?
気を衒わず、ジャンル映画としてきっちり作られていれば、
こちらは満足なんですが。

2024年9月6日金曜日

ミッシェル・バルニエ新首相

長らく揉めていたフランスの首相の座、
結局かなりベテラン(73歳)の、
ましたがミッシェル・バルニエに決まりました。

BBC のニュースを見ていたら、
彼はフランスでよりイギリスでの方が有名、
なぜならブレグジットの時、
EU側の交渉人だったから、というレポートがありました。
そして、
ブレグジット、ブリュッセル、バルニエ、
を合わせて、3B と言うんだとか。

一方フランスのニュースでは、
有名な政治家としてバルニエを紹介していましたが、
どうなんでしょう?
政治家の「有名」って、クラスターによりますから。

日本の政治ニュースは、
常にがっかりさせてくれるグループの人たちによる、
食欲のなくなるようなドタバタに、
延々と時間を割いていますが、
他にもっと重要なことがあるし、
もっと検証でも突っ込みでもできるでしょ、
と思ってしまいます。
政治の劣化とメディアの劣化は並行だ、
とはよく聞くセリフですが、
それは確かだと感じます。

でも、アメリカにも、
あの差別主義者に投票しようっていう人たちが、
あんなにたくさんいるわけです。
政治学者は、
(それが「仕事」だから当然と言えば当然なんですが)
トランプの政策について語ります。
分かりますが、
それ以前じゃ?
とわたしはいつも感じてしまいます。
もちろん政策も大事ですが、
人間として信用できない場合は、それ以前です。
食欲のなくなるようなドタバタが、
「それ以前」じゃないといいんですが。(←Si + 半過去)

2024年9月4日水曜日

『新座頭市・破れ!唐人剣』

シリーズ第22作、
香港のスター、ジミー・ウォングが登場する、

『新座頭市・破れ!唐人剣』(1971)

を見てみました。
おもしろかったです。

「唐人」というのが新基軸で、
言葉が通じないという状況が出てくること自体、
新しい感じがします。
物語も悪くないのですが、
この唐人が座頭市のことを誤解し、
誤解したまま最後の対決に至ってしまいます。
これは……ちょっと残念。
別のヒールがいるので、
唐人と座頭市は、
ある程度戦ったところで誤解が解ける、
という展開の方が、
見ていてスッキリすると思いました。
無理に戦わせなくても。

座頭市シリーズも、
ここまで来ると「初々しさ」みたいなものはもうなくて、
何か新しさを懸命に求めているんですが、
なかなか困難な挑戦です。

2024年9月3日火曜日

『デンジャラス・ラン』

ネトフリで見かけた映画

『デンジャラス・ラン』(2012)

を、そのまま見てみました。
ライアン・レイノルズと、
デンゼル・ワシントンです。

舞台はケープタウン。
10年前、CIA を「裏切った」ワシントンが、
突如ケープタウンのアメリカ総領事館に逃げ込んできます。
そして取り調べのために連行されるのが、
Safe House「隠れ家」でした。(これが原題。)
そしてその隠れ家を守っていたのは、
まだ新人に近いレイノルズでした……

公開当時、かなりヒットし、
一方評論家の評価はイマイチだったようですが、
エンタメとしては、十分見られました。

エンタメとしてのCIAものは、
比較的ハズレが少ないと思っています。



2024年9月1日日曜日

『座頭市あばれ火祭り』

シリーズ第21作、

『座頭市あばれ火祭り』(1970)

を見てみました。
勝プロダクションの制作で、
勝新太郎自身も脚本に加わっています。
監督が三隅研次なので期待しましたが……

ストーリー・ラインが2つあるんですが、
それらがうまく絡んでいないのが、最大の弱点でしょう。
うまく、というか、ほとんど絡んでいません。
ただ、腕の立つ浪人と座頭市の勝負を、
最後の最後に置くために、やや無理に入れ込んだ感じ。

メインの方の物語は、関東八州を収める大親分が、
座頭市と同じ「めくら」であること、
彼を演じる森雅之が迫力あること、などで、
悪くなかったです。
長年彼に仕え、
最後はあっさり切り捨てられる西村晃が哀れです。

やはり勝プロは、
派手さを求めるあまり、
散漫な作りになってしまう傾向があるんでしょうか?
まだ本数を見てないので分かりませんが。

大原麗子、仲代達矢、吉行和子、などが出演。
そしてピーターが、今までの作品にはいなかったキャラで登場。
「現代」に近づいてきたんですね。

『ガンパウダー・ミルクシェイク』

アマプラで、
「もうすぐ終了」の中から、
これを見てみました;

『ガンパウダー・ミルクシェイク』(2022)


監督はイスラエル人のナヴォット・パプシャド。
とてもはっきりと、フィーメイル・ボンディング、
あるいはシスター・フッドの映画です。

「ファーム」と呼ばれる悪の組織があるんですが、
それがまあ、男性中心社会、だということなのでしょう。
ずっと、自分たちの都合のいいルールを作り、
気ままに「世界」を引っ掻きまわし、
女性たちは使い捨て、なんですね。
で、
ヒロイン、その母親、その仲間、
そしてヒロインが殺した男の娘である少女、たちが、
この「ファーム」と解決します。

ストーリー・ラインは、
女性たちと「ファーム」の対決、
ヒロインと母親の関係、
ヒロインと少女の関係、
が中心です。
(ヒロインの母親と、彼女のかつての仲間たち、
の関係も意味があります。)

色彩的に、とても作り物っぽくしてあって、
その点に限って言えば、
第一印象は『アメリ』みたい、でした。
ただ、銃撃戦など、かなり激しいアクションもあるので、
話はまったく違いますが。
アクションは、やはりタランティーノに似てるんでしょう。
監督が、「子連れ狼」も参考にした、
と言っているのは、なかなか興味深いです。


わたしが見終わるのとほとんど同時に、
有料に切り替わってしまいましたが、
これは、十分に元をとると思います。
(ただ、血が苦手な場合は、お勧めしません。)