香港のスター、ジミー・ウォングが登場する、
『新座頭市・破れ!唐人剣』(1971)
を見てみました。
おもしろかったです。
「唐人」というのが新基軸で、
言葉が通じないという状況が出てくること自体、
新しい感じがします。
物語も悪くないのですが、
この唐人が座頭市のことを誤解し、
誤解したまま最後の対決に至ってしまいます。
これは……ちょっと残念。
別のヒールがいるので、
唐人と座頭市は、
ある程度戦ったところで誤解が解ける、
という展開の方が、
見ていてスッキリすると思いました。
無理に戦わせなくても。
座頭市シリーズも、
ここまで来ると「初々しさ」みたいなものはもうなくて、
何か新しさを懸命に求めているんですが、
なかなか困難な挑戦です。