2024年9月9日月曜日

『新座頭市物語・折れた杖』

シリーズ第24作、

『新座頭市物語・折れた杖』(1972)

見てみました。
勝新太郎が初めて監督を担当しています。

で、どんな監督ぶりを見せるのかと思っていたんですが、
残念な結果でした。
他の「プロの」監督たちとは、
申し訳ないけれど(マイナスの意味で)レベチでした。
一番気になったのは、シーンとシーンの繋ぎがぎこちない、
というか不自然、
というかぶつ切りを並べたようで、
「流れ」が作られてない印象。
いわゆる「エロ・グロ」も多く、
それはわたしが座頭市シリーズに期待するものとも違うので……
また、これまでも何度かあった、
メインと繋がらないサブのストーリーがあったり。
(←まあこれは脚本家のせいかもですが。)
そうそう、
子供がヤクザに殴られて死ぬっていうのも、
映画のルールを破っている気がしました。
そのほかにも、too much なものが多く……

次に期待しましょう。
あと2作!



唯一、小池朝雄のワルモノが、
個性があって印象的でした。