2024年9月1日日曜日

『ガンパウダー・ミルクシェイク』

アマプラで、
「もうすぐ終了」の中から、
これを見てみました;

『ガンパウダー・ミルクシェイク』(2022)


監督はイスラエル人のナヴォット・パプシャド。
とてもはっきりと、フィーメイル・ボンディング、
あるいはシスター・フッドの映画です。

「ファーム」と呼ばれる悪の組織があるんですが、
それがまあ、男性中心社会、だということなのでしょう。
ずっと、自分たちの都合のいいルールを作り、
気ままに「世界」を引っ掻きまわし、
女性たちは使い捨て、なんですね。
で、
ヒロイン、その母親、その仲間、
そしてヒロインが殺した男の娘である少女、たちが、
この「ファーム」と解決します。

ストーリー・ラインは、
女性たちと「ファーム」の対決、
ヒロインと母親の関係、
ヒロインと少女の関係、
が中心です。
(ヒロインの母親と、彼女のかつての仲間たち、
の関係も意味があります。)

色彩的に、とても作り物っぽくしてあって、
その点に限って言えば、
第一印象は『アメリ』みたい、でした。
ただ、銃撃戦など、かなり激しいアクションもあるので、
話はまったく違いますが。
アクションは、やはりタランティーノに似てるんでしょう。
監督が、「子連れ狼」も参考にした、
と言っているのは、なかなか興味深いです。


わたしが見終わるのとほとんど同時に、
有料に切り替わってしまいましたが、
これは、十分に元をとると思います。
(ただ、血が苦手な場合は、お勧めしません。)