2009年2月2日月曜日

まさかの


みなさまの応援のおかげで、「東京詩」、昨夜無事コヤナギさんに送ることができました。ありがとうございました!

すみません、簡単におさらいさせてください。発行予定は4月下旬。で、少しだけでも目立たせよう(1冊だけだと、大海の藻屑のように消えてゆきそうなので)と、版元の左右社から、3冊同時発売をもくろんでいます。その3冊とは;

管啓次郎   『本は読めないものだから心配するな』
波戸岡啓太 『オープンスペース・アメリカ』
わたし    『東京詩 ―藤村から宇多田まで』

です。管さんのは読書にまつわるエッセイ。といっても管さんの書くものだから、身辺雑記とは違います。さっと読めるものを、とおっしゃってますが、いい意味で引っかかりが多いのは間違いないでしょう。波戸岡さんのは、期待の新鋭ここにありという感じの、ドライブ感のある文章。日米の多くの映画の「読み」も、まさに読みどころ。アメリカ文学研究の、掛け値なしの最前線が感じられるはずです。(それにしても、自分が今の波戸岡さんの年齢だった頃は……、ぼーっとしてました……)

楽しみです!

              ◇

今日、そういうわけで原稿も送ったので、ちょっと立川のマユールにカレーでも食べに行くか、と思ってクルマを取りに行くと、なんと、クルマが真っ白! これってまさか??

そう、そのまさかの火山灰でした、長野方面からの! で、運転しながら注意していると、白いクルマの多いこと。それにしても、まさか浅間山の話が、自分の日常と繋がるなんて、考えもしませんでした。お近くの方は、大変でしょう。お察しします。(もちろん桜島近くの方も。)

浅間山はねえ、なんといってもあの鬼押出ができたのが、江戸の天明噴火とかいうやつでしたね。昔、吉村昭が好きで続けて読んでいた時、その話も出てきた記憶があります。もちろん、今あれが起きたらら大変なことですが…… 地球のサイクル、みたいなことを考えさせられますね。

さて、実は明日、仲良しの編集者の手術があるんです。うまくいきますように! Bon courage, タケちゃん!