2009年2月28日土曜日

そんな時代も


ふと気づくと、もう2月も終わり。ああ、2月は短いですねえ。

昨日 Queen のことなど書いていて思ったことがあります。

これは前にも書いたかもしれませんが、わたしが初めて買ったLPレコードは、ブルー・コメッツでした。そう、グループ・サウンズと言われた歌謡曲です。小学校低学年でした。

それから数年は歌謡曲が好きで、中学に入ると、当時人気のあったレターメンとかスリー・ドッグ・ナイトとかチェイスとかを聞き、それからトム・ジョーンズとか一応ビートルズも聞き、ただビートルズにはそれほど惹かれず、で、中3の頃から、いわゆるフォークを聞き出しました。陽水、かぐや姫、泉谷しげる、かな。やっとスムーズにコードが押さえられるようになったギターを使って、そのへんをよく歌いました。

高校に入って、エレキ・ギターと出会いました。買ったのは、ストラトキャスター。(画像)ま、定番です。同じバンドに、レスポールを持っていた友達がいたので、かぶるのを避けたこともありますが。

最初は、とにかくなるべくたくさん聞きました。なにしろ、ほとんど知らなかったので。中でよく聞いたのは、やはり Queen, Deep Purple, KISS です。ツェッペリンは、それほどハマりませんでした。この頃はロック喫茶に行っていたので、そこで新しい曲を漁っていました。レーナード・スキナードという、南部の泥臭いバンドがいるのですが、かれらと出会ったのは吉祥寺の店でした。あか抜けないところが、逆に新鮮で、これは一時期ハマりました。

フリーとか、バッド・カンパニーなどというバンドは、弾きやすいので、演奏していて楽しかった記憶があります。でも、この辺の曲は、ほんとに好きだったかどうか、今はわかりません。ちなみに英語の授業中は、よくカーペンターズの歌詞(雑誌の付録の)を訳していました。(ちゃんと授業聞きなさい!)

で……

この素人バンド活動の時期は、ディスコ通いの時期と重なっているのですが、実は、バンド友達とディスコ友達は、ほとんどまったく重なっていません。う~ん、今思うと少し不思議。(ただわたしの周りには、バイク小僧や、のんだくれ小僧もいましたが、わたしはそちらとは縁がありませんでした。)

ディスコでは、前にも書いたように、モータウン中心で、いわゆるソウル・ミュージックばかり。今思うと(今日はこれが多いですが)、音楽としては、こちらのほうが合っていた気がします。なんと言っても、わたしにとってのティーンエイジ・ベスト・ソングは、Stevie Wonder の「悪夢」です。

なにをだらだら書いているかというと、ちょっと不思議な気がしたわけです、ロックをソウルを同時期に聞いていて、な~んにも違和感を感じていなかったことが。そんなもんですかねえ、若いって!

そして大学に入る前後の頃、わたしのヒーローはDavid Bowie でした。Bob Welch 率いるParis も、すごく新しい感じがしました。そしてやがて、レゲエの季節。Bob Marley はもちろん、Peter Tosh やThird World が好きでした。そしてパンク。もちろんPistols。スターリン、なんていう日本のバンドもいましたねえ。

で実は、大学院に行く頃から、なぜかクラシックに目覚めてしまい、なんだか急に別の世界が開けるのでした。その切っ掛けは、シューマンの「交響的練習曲」でした。0歳から小学生までは、家庭内ではクラシックばかりだったので、聞いてみると、聞き覚えのある曲も多かったのでした……

ああ、なんだか今日は、どうでもいいような記憶に付き合わせてしまって、申し訳ありません。明日はイキのいい話にしましょう!(希望)