というわけで今週も、なんとか金曜の夜にたどり着きました。みなさんも、お疲れ様でした!
先日、加藤和彦の訃報に触れて、小さなことを思い出しました。あれはたしか中学の頃、給食の時間中に放送部がBGMを流していました。当時は、あの深夜放送ブームのころで、わたしもやっとこ洋楽なるのものに目覚め、スリー・ドッグ・ナイトとかレターメンとかシカゴとか、今ではすご~く色あせて聞こえる音楽を聴いていたのですが、少数、日本のミュージシャンのレコード(そういう時代でした)も持っていました。
その中のお気に入りが、あの「悲しくてやりきれない」でした。(もちろん、「♪ 死んじまったダ」のほうも好きでしたが。)そして、この「悲しくて」のB面に、とてもインパクトのある曲が収録されていたのです。それが、「瘤のないラクダ」でした。お時間がありましたら、どうぞ御一聴を!
そして友達の放送部員に「なにかいい曲ない?」と訊かれたわたしは、すかさず答えたのでした、「あるある! 立って歩くブタの歌!」と。(この「豚」、3コーラス目に登場します。でもそれは「豚」じゃなく……)
教室で「瘤のないラクダ」を聞いてから幾星霜、数年前に、「ギロッポン」のショッピング・エリアで、若くてモデルみたいな女の子を連れた、すらっとして、垢ぬけた姿の加藤和彦を見かけました。たしか、麻の黄色いスーツを着ていました……