♪ むか~し買~ったスピーカー、む~かし買ったスピーカー、とっても大事にしてたのに、壊れて出ない音がある。ツイーター、ツイーター。Ah, 高音の高音の厚みが出ない、余韻がきれいに伸びてこない!(涙)
というわけで、古いスピーカーの悲しさ、もう部品があるはずもなく、フツーの修理は叶いません。仕方ないので、今日、クルマで30分くらいのところにあるオーディオ店に行って、いくつか試聴してきました。
フランスがらみで言えば、Focal というスピーカー・メーカーがあります。かつてはユニットを提供する会社だったのですが、今では自社製品もたくさん作っています。一時日本への輸入が止まった時期もあるのですが、また輸入が再開されています。ただ……
やっぱり、輸入品は割高です。もちろん、価格そのものなら、手頃な物もたくさんあります。たとえば、やはり人気のあるKEF(イギリス)のものでも、ペアで5万円くらいからあります。でも、やはりそれをヨーロッパで買えば、3分の2くらいで買えるはずです。
ただ考えてみれば、これはクルマでも当てはまることですね。国産の中古車を愛用しているわたしも、アルファ・ロメオのデザインの美しさを認めるのはやぶさかではありませんが、「買う」というところまでは、なかなかいきません。
そういえば最近、波戸岡先生が、「電車」の魅力について語っていました、曰く、それはあらかじめ失われた理想の追求なのだ、つまり、速度を優先すれば居住性が犠牲になり、快適な旅は速度を減ずるほうに働く、そしてそうしたせめぎあいの中で、そのときどきのテンポラリーな理想を形にしたもの、それが電車なのだ! ……なるほどね。
そしてこの理屈、スピーカーにもそっくりあてはまるようです。というのも、音場の定位を優先すればF レンジは狭まるし、ウーハーの口径を上げれば反応時間の遅れは避けられない……
たしかに、聞ければいいんだ、とも言えますが、ダイヤトーンの音が好きなんですよねえ……(ただ慣れてるだけ?)どうしましょう!
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今週、東京は雨続きのようです。なんとか乗り切りましょうね!