Arthur Harari という若い監督の、
Diamont Noir (2016)
という映画を見てみました。
https://www.youtube.com/watch?v=k8u9SlPuqWY
アントウェルペン(アントワープ)でダイヤモンド業を営むユダヤ人一家。
そこに、長く音信不通だったピエールが戻ってくる。
彼は、ユダヤ一家の主人ジョゼフの甥にあたるのだが、
実はピエールは、
かつてこの家を追われた父の復讐を目論んでいた。
しかし、ダイヤモンド業に親しみ、
一家と親密になるにつけて、
彼の心は揺らいでゆく……
というお話。
ダイヤモンド業界の内実、
活躍するユダヤ人、インド人(ジャイナ教徒)。
そしてアントウェルペンの街。
ほとんど知らなかった世界で、
興味深かったです。
展開自体はゆっくりですが、
画面には(ハードボイルド的な)緊張感があって、
地味ですが、よくできた映画だと思いました。