2019年3月6日水曜日

L'Effet aquatique

パリの東側、
モントルイユの市営プールから始まる物語である、

L'Effet aquatique (2016)

を見てみました。
おもしろかったです。

https://www.youtube.com/watch?v=9OaaD_wHqKM ←予告編

https://www.youtube.com/watch?v=mcHhlMqvU88  ←全編版!

アガトは、バツ1で、
プールでコーチをしています。
その彼女が、
言い寄ってきた男を撥ねつける場面にたまたま居合わせたサミールは、
彼女に恋していしまい、
なんとか彼女に接近すべく、
彼女のコーチを受け始めます。
(彼は地元で、高所クレーンを操縦する仕事をしています。)
ただサミールは、本当は泳ぎが上手。
それを隠してコーチを受け、
ある夜、閉館したプールに二人が閉じ込められたことから、
いいところまで行くのですが、
そこに、アガトの男性の同僚が、
派手な女性を二人連れて現われ、
大騒ぎを始め、しまいには、
女性の一人が、飛び込み用の深いプールに落ちてしまいます。
サミールは、
思わず飛び込んで助け、
その結果、彼が泳げることがバレ、
嘘をつかれたアガトは去ってしまいます。
で……
翌日サミールがプールに行くと、
アガトは、水泳関係のシンポジウムのために、
アイスランドへ旅立っていました。
サミールは、彼女を追ってアイスランドへ向かいます……

この映画、実は3部作の最後の作品で、
前2作は、

Back Soon (2008)
Queen of Montreuil (2011) 

です。
これは見てないので、
見ることにします。
で、監督はソルヴェイグ・アンスパック。
彼女の作品は、これがあります。

http://tomo-524.blogspot.com/2015/04/lulu-femme-nue.html

彼女の母親はアイスランド人で、
父親は、ルーマニア系ユダヤ人。
二人は戦後のパリで出会ったようです。
実は今回のフィルムでも、
シンポジウムに出席したイスラエル代表とパレスチナ代表が、
重要な役割を果たします。

アンスパック監督は、
わたしより2つ年下なんですが、
2015年に亡くなっています。
残念です。
(日本版DVDは、『陽のあたる場所から』があります。)

主演のフロランス・ロワレ=カイユはよかったです。
彼女が出ている作品、もっと見てみたいです。
もう一人の主演、サミール・ゲスミは、
これが印象深いです。

http://tomo-524.blogspot.com/2015/04/camille-redouble.html

ほかには、

http://tomo-524.blogspot.com/2013/10/hors-la-loi.html

そして、モントルイユの隣のバニョレが舞台だった、

http://tomo-524.blogspot.com/search?q=Gaucho

いい映画だった

http://tomo-524.blogspot.com/2016/07/gare-du-nord.html

にも出ていました。