「もう一つのフランス語の授業でなにをやった?」
と学生に訊くと、
「歌を聞いた」
とこたえるではありませんか?
「どんな?」
「なんか、古いやつ」
ああ、フランス語の教員としては、つい、
『シャリーにくちづけ』だの、
『あなたのとりこ』だの、
学生が聞いたことがありそうな曲を紹介してしまうのですね。
(わたしもそういう場合があります、もちろん。)
で、
それならということで、
新しい曲(っていうかラップ!)を聞かせました。
何も考えていなかったので、
実は、そんなに新しくない曲を選んでしまったのですが、
それはこれ。
なぜこれを選んだのか?
まあ、好きだからです!
すると授業後、
「あれ、なんていう曲ですか?」
と聞きに来た学生がいました。
気が合いそうです。
で!
今週の「パリ映画」の授業では、
この2曲を見せようと思っています。
前者は、彼ら PNL の自伝的な曲で、
エッフェル塔はパリの、あるいは成功の象徴であり、
そこから、彼らは遠く出身地であるパリ南郊の街、
レ・タルトレを見つめるのです。
後者は、わたしの好きな Doria の新曲。
わたしはこの zone を離れない、
と言ってますが、
彼女はナンテール出身です。
この2曲を見れば、
通常とは違う意味で、
「芸術の都」であると感じてくれるでしょう。