2021年12月17日金曜日

学生たちと

はっと気づくと、
今年もあと2週間ほどで、びっくりします。
レポートまみれ(!)の日常が続いていて、
授業もあれば会議もあり、
廊下での根回しもありで、
やはり時の経つのが速いので、
しみじみする暇はなかなかないのですが。

でも、この頃、
学生たちとしゃべる機会が増えた気がします。
1つには、レポートに対するコメントに対して、
質問に来る学生がいること。
「本能じゃなくて文化的にって、ほんとにそうなんですか?」
もちろんそう。
大昔ですが、伊丹十三の名台詞、
人間は本能が壊れて生まれてくる、
を紹介したり。
あるいは授業後の廊下で、
秋田出身の女子学生から、
そのふるさとの様子を教えてもらったり。
あるいはトイレで会った学生が、突然、
「先生の話、おもしろいです!」
と言ってきてくれたり。
そしてこうしたことすべては、
対面授業だからこそなんですよね……。

(いやもちろん、
「雑談」に興味を示さない学生もいます。
あるクラスでは、こちらが話していても、
おかまいなくキーボードをたたき作業を続ける学生がかなりいて、
また顔を上げている学生が一人もいなくて、
まったく聞く気がない雰囲気だったので、
その旨を告げ、急遽「雑談」は中止。
「授業」に戻ったこともあります。
ただ、授業後、
先生、あの続き聞きたかった、
とわざわざ言いに来た学生もいたんですが。
彼には、廊下で個人的に話しました。
あのファイザーなどの、悪名高いオピオイドの話です。
もちろんこれは、試験に出ません。)

そういえば、さっき読んだブック・レポートでは、
本の内容が、
以前の授業内容や、
以前見た映画の内容と結びつく点があり、
「先生がそうしてるんだろうけど」
でも、そのリンクがおもしろい、
と書かれていました。
そう、もちろんそうしています!
でも、なかなか気づかれないので、
気づいてくれる学生がいて、少しほっとしました。
この授業は、
かなりハードな宿題を出してるんですが、
ついてきてくれる学生は、
のびてるなあ、と感じることが多いです。
大変だろうけど、
あと少し、がんばって欲しいです!