今年もあと2週間ほどで、びっくりします。
レポートまみれ(!)の日常が続いていて、
授業もあれば会議もあり、
廊下での根回しもありで、
やはり時の経つのが速いので、
しみじみする暇はなかなかないのですが。
でも、この頃、
学生たちとしゃべる機会が増えた気がします。
1つには、レポートに対するコメントに対して、
質問に来る学生がいること。
「本能じゃなくて文化的にって、ほんとにそうなんですか?」
もちろんそう。
大昔ですが、伊丹十三の名台詞、
人間は本能が壊れて生まれてくる、
を紹介したり。
あるいは授業後の廊下で、
秋田出身の女子学生から、
そのふるさとの様子を教えてもらったり。
あるいはトイレで会った学生が、突然、
「先生の話、おもしろいです!」
と言ってきてくれたり。
そしてこうしたことすべては、
対面授業だからこそなんですよね……。
(いやもちろん、
「雑談」に興味を示さない学生もいます。
あるクラスでは、こちらが話していても、
おかまいなくキーボードをたたき作業を続ける学生がかなりいて、
また顔を上げている学生が一人もいなくて、
まったく聞く気がない雰囲気だったので、
その旨を告げ、急遽「雑談」は中止。
「授業」に戻ったこともあります。
ただ、授業後、
先生、あの続き聞きたかった、
とわざわざ言いに来た学生もいたんですが。
彼には、廊下で個人的に話しました。
あのファイザーなどの、悪名高いオピオイドの話です。
もちろんこれは、試験に出ません。)
そういえば、さっき読んだブック・レポートでは、
本の内容が、
以前の授業内容や、
以前見た映画の内容と結びつく点があり、
「先生がそうしてるんだろうけど」
でも、そのリンクがおもしろい、
と書かれていました。
そう、もちろんそうしています!
でも、なかなか気づかれないので、
気づいてくれる学生がいて、少しほっとしました。
この授業は、
かなりハードな宿題を出してるんですが、
ついてきてくれる学生は、
のびてるなあ、と感じることが多いです。
大変だろうけど、
あと少し、がんばって欲しいです!