2021年12月30日木曜日

『オスロの少女』


タイトルを見て、
ああ、ノルウェーのドラマも見ておきたいな、
と思って見始めたところ、
思いもしない展開に驚いています。
(今、半分くらいまで見たところです。)

舞台は、(ここまでのところ)
オスロ、
エルサレム、
ガザ地区、
シナイ半島(エジプト)の砂漠、
の4箇所です。
それぞれの土地が、
「オスロ合意」が成された場所、
イスラエルの政治・軍事的中心、
実効支配するハマスの拠点、
IS の活動地域、
に当たっています。
物語は、この4つの「力」の関係を背景にした、
ある少女の誘拐物語です。

このドラマのポイントは、
「オスロ合意」から約30年経ち、
特にアラブ側では、
この合意に対する失望、後悔が広がっているという事実です。
こういう状況の中で、
ある必然的理由からイスラエルを訪れた「オスロの少女」が、
友人と一緒にシナイ半島(←当然危険地帯)に渡り、
IS に誘拐されてしまうのです。
そして彼女の母親は、
「オスロ合意」で活躍した人物で、
彼女は、イスラエルの高官とも個人的繋がりを持っていて……
というわけです。

オスロと言えば「オスロ合意」。
たしかに、それが最初に思い出される事柄かもしれません。
こんなドラマがあるわけですね。