2021年12月2日木曜日

『ソフィー・マルソーの刑事物語』

大学院ゼミ、今回見たのは、

『ソフィー・マルソーの刑事物語』(1984)

です。
ジェラール・ドパルデューを見るために選んだ映画です。
(が、院生の一人は、
監督であるモーリス・ピアラが「好き」で、
4,5本は見ていると言ってました。)
本当は、同じピアラの『ルル』が見たかったんですが、
これは国内盤がないんです。
(英語字幕で、今後見るかもしれませんが。)

思えば、ソフィー・マルソーが『ラ・ブーム』でデビューしたのが、
1980年。
わたしが大学3年の時です。
フランス文学科ですから、
もちろん話題になり、
新宿に見に行った記憶があります。
ただその時は、「ブーム」っていうものもよく分かってなくて、
年下の子たちの映画を見るのにも慣れなくて、
けっこう戸惑ったのでした。
あれから40年! ですねえ。

今回見た『刑事物語』のほうは、
舞台がパリなのに、
いわゆる「花のパリ」がまったく登場せず、
くすんだ警察署や、
むしろ殺伐とした街角ばかりが背景となっていました。
もちろん、そうしたものを選んだのでしょう。

素晴らしくおもしろいわけでもなく、
つまらないというほどでもなく、
でもやはり、ソフィー・マルソーを見る映画なんだろうとは思いました。