『ソフィー・マルソーの刑事物語』(1984)
です。
ジェラール・ドパルデューを見るために選んだ映画です。
(が、院生の一人は、
監督であるモーリス・ピアラが「好き」で、
4,5本は見ていると言ってました。)
本当は、同じピアラの『ルル』が見たかったんですが、
これは国内盤がないんです。
(英語字幕で、今後見るかもしれませんが。)
思えば、ソフィー・マルソーが『ラ・ブーム』でデビューしたのが、
1980年。
わたしが大学3年の時です。
フランス文学科ですから、
もちろん話題になり、
新宿に見に行った記憶があります。
ただその時は、「ブーム」っていうものもよく分かってなくて、
年下の子たちの映画を見るのにも慣れなくて、
けっこう戸惑ったのでした。
あれから40年! ですねえ。
今回見た『刑事物語』のほうは、
舞台がパリなのに、
いわゆる「花のパリ」がまったく登場せず、
くすんだ警察署や、
むしろ殺伐とした街角ばかりが背景となっていました。
もちろん、そうしたものを選んだのでしょう。
素晴らしくおもしろいわけでもなく、
つまらないというほどでもなく、
でもやはり、ソフィー・マルソーを見る映画なんだろうとは思いました。