2024年8月29日木曜日

『座頭市と用心棒』

シリーズ第20作目、

『座頭市と用心棒』(1970)

を見てみました。
勝プロ製作で、
三船敏郎、若尾文子、岸田森、嵐寛寿郎ら、
豪華キャストに加え、
監督は東宝の岡本喜八です。
期待も高まります。

結論から言うと、「消化不良」という感じ。
いいところもあるし、
いいショットも、いいつなぎもあるんですが、
いかんせん物語が不鮮明。
登場人物の中に、「公儀隠密」が混じってるなんて、
最初は想像もしてないので、
今ひとつ物語が分からなくて、
最後になってもろもろ分かっても、
やっぱりちょっとスッキリしない感じが残ります。
豪華キャストだとありがち? な仕上がりでした。

三船はよかったですが、
さすがに『七人の侍』(←16年前)の時の勢いはなかったかな。
また、米倉 斉加年って、特に好きな俳優ではないんですが、
今回の「ダメ人間・若親分」は、とてもよかったです。
若尾文子は、声に特長があるんだなと、今回思いました。