「ありふれた奇跡」、だいぶ話が深まってきましたね。この前の回では、またまた池上駅も登場しましした。(ただし、田崎工務店は、おじいちゃんが差したのとは反対方向です。そっちは本門寺!)
この前見たNHKスペシャルによれば…… 恋をしている時、女と男の脳では、それぞれどこが働いているのかというと、
まず両者とも同じように働いている場所があり、そこからはあの快感物質、ドーパミンが出ているそうです。つまり、相手を見るとドーパミンが出て、気持良くなる。すると脳は、再度その経験を求める、つまり恋人に会いたくなる、というんですね。
ところが、女と男で違う場所も働いているそうです。男の脳では、「視覚」が活発になるといいます。でもなんのために? なにを見る?
番組に登場した博士の結論は、「女性の腰のくびれ」を見る、そしてそれは、いい赤ちゃんを産めるかどうか判断しているのだ、ということでした。傍証として、アンケートを取ると、ウエスト:ヒップが、7:10 の女性に人気が集まる、これは出産に適した比率であり、古今の(ヴィーナスとか)女性たちもまあそうなのだ、と言います。
これはどの男の人に訊いてもまず同じ答えだと思いますが、意識の上で、「いい赤ちゃんが産めそう」などという目で女性を見ることはありません。そもそも、それがどんな女性なのかよく分からないし。でも、ドーキンス的な発想でいえば、結果としては、そういうこともあるのかもしれない、とは思いますが。
一方女性の脳はというと、これは「記憶」の場所が活動しているそうです。どうも、相手の男の言動を記憶して、ほんとにちゃんと子育てに参加する男かどうか見極めているのだ、と博士は言います。それは「視覚」的には分からないので、「記憶」を働かせるのだ、と。
これもほぼ同じですね。ドーキンスなら、当たり前だ、というかもしれません。
(ドーキンスは、ご存知でしょうか? 個々の生物は遺伝子の乗りものだ、と言った人です。つまり、わたしたちの行動は、遺伝子に都合のいいようにプログラムされている、というんですね。)
「カナさん」は、この話をどう思うでしょう。というか、こんなこと話題にできません……
それにしても、あんな善い人に、あんな十字架を背負わせるなんて…… それが「ドラマ作り」ってものなんでしょうか……
久しぶりに、次の回が待ち遠しいドラマです。