2009年3月27日金曜日

揺れる


宇多田の新譜、ここ数日よく聞きました。面白かったです!

今回の英語アルバム、すごく「今のR&B」 な感じなんだけど、同時にどこか「日本」でもあって、やっぱりこれは「宇多田」としか言えないんですね。ニュースによると、全米 i-tune ランキングのPOP部門で2,3位あたり、ということで、これは宇多田がアメリカで受け入れられつつあると考えていいんでしょうか。こういう曲が、アメリカでどういう風に受け取られるのか、興味がわきます。R&B の可能性を押し広げた、という評価なら、最高ですね。

R&B と気軽に書いてしまいますが(しかもそんなに分かってるわけでもないのですが)、時に学生から、いったいそれなんですか? と訊かれることがあります。「ロック&バラード」? とか。

そのルーツや、広がりの過程などを知るには、それなりの本が必要でしょう。(一応 wiki でも、分かるでしょう。)ただ、わたしのような素人にとっては、(これは以前も書いた記憶がありますが)要は「揺れるやつ」だ、と思っています。ストレート・ロックとちがって、リズムが揺れるんですね。

つい先日読んだ記事に、「ファシズム」を定義するには、その理論や思想ではなく、行動様式を取り上げるほうがいいんだ、という説明がありました。なるほど。そうかもしれません。ファシズムと呼ばれるものの思想内容は色々でも、それらのやり口は共通点が多そうです。

R&B もまた、わたしにとってはそんな感じ。音楽理論は分からないので、その肌ざわりで判断しているだけなんですね。ま、素人だからいいか! というわけです。