2009年3月13日金曜日

POPに


金曜日ですね。一週間お疲れ様でした。今週はわたしも、毎日どこかに出かけていました。たとえば昨日は……

新宿の「美々卯」(うどんすきの店です。大阪の方にはお馴染みでしょう。東京でも人気ありまっせ!)で、例の左右社から同時に出る3冊の打ち合わせがありました。実は、ほぼ装丁も出揃い、紙はどうしましょう(真っ白? クリーム系?)とか、帯も四色で刷るかどうかとか、かなり細かい話が出るようになりました。完成に近付いている証拠ですね。

参考書や問題集の紙を選ぶ場合は、とにかく「書き込むのに向くか」ということが最大のポイントです。時々ありますよね、書くと凹む紙が。あれは問題集には向きません。

あと当然紙の厚さもあります。厚いと、本自体も厚くなっちゃうし、かといって薄すぎると、反対側の文字が映りこんじゃうし。特に本文が2色の場合、映りこみは要注意です。

色も、真っ白はきれいだけれど、ちょっと眼がチカチカすることもあります。でもクリームは、下手すると「焼けてる」かのような印象になることもあります。

紙の種類は膨大にあるそうで、どれを選ぶかで当然定価も変わってしまいます。もちろん基本的には、読んでいただいてナンボのものですから、なるべく安くしたいというのは、昨日のみんなの総意です。

管啓次郎さんの読書論、『本は読めないものだから心配するな』は、カメラマンとしてもすでにデビューを果たしている管さんが、ご自身で激写(!)した写真を使って、なんと装丁全体も手掛けています。ついにデザイナーとしても活動を開始したわけです! Magnfique !  

波戸岡さんとわたしのについては、若手のデザイナーが担当しています。実は、『ハートにビビっとフランス語』の装丁もやってくれた方(A vrai dire, c'est mon frère ! )で、シックなものもうまいのですが、今回は、「ポップに!」をテーマでお願いしました。2冊とも、とてもいい出来だと思います。管さんの「著者自装」と合わせて、装丁も楽しんで頂ければ嬉しいです。

さあこれからは、左右社のコヤナギさんには、本格的にお世話にならなければなりません。どうぞよろしくお願いします! 目標は、4月25日発売です!


ついに明日、宇多田の新譜がでますね。実はわたしは、今日新宿で GET することができました。もうだいぶ前ですが、ここでも視聴にリンクしたあの曲が入っていました。さあ、これからゆっくり聞きます!