今日はそこそこいい天気だったのに、(ちょっと鼻水も出て)結局一歩も外に出ませんでした。で、例の「昭和」、なんとなく「できた!」という感じがします。
「昭和」といっても、具体的には「1975年、新宿」というのが、わたしの担当です。わたし以外に、あと数名の方が、それぞれ別の場所、別の時を担当し、それらをまとめて、ひとつの「昭和」が浮かび上がってくれば、ということのようです。「数名」の中には、それなりに人気のある人も含まれているようです。ちょっと楽しみです。
この企画の言いだしっぺはタケちゃんです。(術後も順調のようで、今はリハビリ中です。復帰間近か!)わたしも書いたとはいえ、数分の一ですから、本全体は見えていません。まあ、タケちゃんは見えているのでしょう。(N'est-ce pas, Také chan ?)
話は変わりますが、「ありふれた奇跡」、だんだんありふれてない感じになってきました!(いや、それとも、どんどんありふれてきているのでしょうか?)今週は見ていて、ほんとに面白いなあ、と思いました。
大昔ですが、たしか吉祥寺で、山田太一とすれ違ったことがあります。100%とは言いませんが、99%間違いありません。だからどうってわけじゃありませんが。
「1975年」のドラマと言えば、「傷だらけの天使」があります。あの「天使」たちが住んでいる屋上部屋は、たしか代々木だという話でした。そしてもうひとつ、「俺たちの旅」もありました。あのドラマも、毎週欠かさず見ていましたが、ある時、仲良しの国語の先生とその話題になり、彼ははっきり宣言しました。
「刹那主義だよ、あんなものは」
そういえば「ありふれた奇跡」の中でも、「今を生きないでどうすんの」というセリフがありましたね。それを言うなら、吉田兼好だって、今すぐ出家しろ、と言ってた気がします。
刹那主義には、たしかに限界があるでしょう。でも完全には否定しきれません。だって、「今晩どうなるか分からない」というのは、本当なんですから。