今日はなんと、3月31日。年度最終日です。さまざまな「締め」にお忙しい方もいらっしゃるでしょう。監査が入ったりして?
数日前に D.ワシントンのことを書きました。あの後、『インサイド・メン』と『トレーニング・デイ』を見ました。前者は…… 後者は、前半は面白いと思いましたが、終盤が…… ということで、D.ワシントン、たしかにカッコイイとは思うのですが、作品にはいま一つ恵まれてないような気がします。少なくとも、かつてシドニー・ポワチエが引き起こしたインパクトには、及ばないように思います。ただし……
たとえば『マルコムX』などは、たしかにワシントン以外には演じられなかったというなら、それは賛成です。ルックスはもちろんですが、あの眼の光は、わたしなんかが思うマルコムのイメージに本当に近かった。
昔の新書で、『キング牧師とマルコムX』というのがありました。ミニスター・マルコムは、世界恐慌の29年に生まれたキング牧師の4歳年上で、ただ2人とも、ちょうど39歳の時に暗殺されています。(2人は、1度だけあったことがあるそうです。画像。)数年前にはケネディも暗殺されたことを考えると、恐るべき時代でした。
ミニスター・マルコムとキング牧師、どちらの思想に惹かれるかは、かなりビミョーな問題です。2人の思想と一口にいっても、時代ごとに変化していくわけだし。最後はむしろ「世界革命」に近づいていったマルコム・Xを見ていて、そりゃそうなるよね、とも思うし、社会主義に近づきながら、彼の「神」と相いれないためにどうしても近づききれなかったM.L.を見て、(そんな資格はないんですが、勝手に、)苦しかろうなあ、とも思います。
この2人のことを思うと、人種問題を越えて、なにかもっと普遍的な、人間的な、問題について考えさせられます。
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明日は4月1日。なんといきなり会議です! 行ってきます!