アーティスト・ファイル2009、もう一人だけ、これはわが同僚・倉石信乃さんの紹介文の一部を引用させていただきましょう。若き写真家、石川直樹さんの作品についてです。
いわゆる冒険主義的ではない冒険を重ねてきた石川の旅はいつしか内面化しながら、それと不可分な写真表現を豊かに醸成した。石川の旅は日常への呪詛でも埋没でもない。旅にまつわるロマンティシズムから、驚くほど平静に距離をとりつつも、旅の動機付けとなる「主題」をまっすぐにつかみ取る点では躊躇なく情熱的だ。どこかへ行けば行っただけのことはあるという「自明の理」から、必要な分だけ果実を収穫するのだ。
これは「NEW DIMENSION」という写真集についての言葉。なるほどねえ……(文章の続きは http://www.akaaka.com/shopdetail/005001000028/ で。)とにかく、魅力的な写真です。
作品は、ここで少し見られます。 http://www.straightree.com/
写真て、シャッター押すだけだから、油絵なんかより簡単! と思ったら大間違い。これがなかなか、簡単じゃないんですねえ。わたしなんかは、とりあえず、ピンぼけを避けることだけを考えています!
(そういえば昔、『ちょっとピンぼけ』という本がありました。のちにこの本の原題、SLIGHTLY OUT OF FOCUS という英語を見たとき、ああ、なるほどねえ~、と、邦題に感心した記憶があります。)
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NHKをはじめ放送局は、今日から新しいメニューのようですね。新講座、どうでしたか?