今日は授業が2つ、会議も2つ、しかもそれぞれの会議がわりとマジで、そこそこ長い一日でした。
火曜日に出した「移動感覚」の詩の宿題、いろいろ集まりました。1番人気は自転車による移動。なるほどねえ、これは彼らにとっては、手応え(脚応え?)のある移動手段なのでしょう。わたしも(普段は使いませんが)好きです。風に吹かれる感じがね。
それ以外には電車、飛行機、歩き。海で捕まって料亭の生簀に運ばれる「蛸」のことを描いた詩もありました。(フィクションあり、と言っておいたので。)
ただ、彼らの描く東京は、(これは決してケチを付けるわけではないのですが)自分の肌で感じた東京というよりは、すでに描かれてきた東京をなぞっている感じもあります。言葉の使い方、イメージの出し方もまたしかり。これから半期の付き合いで、少しでも、自分の思いや自分の言葉に近づいてくれればいいと思います。
フランス映画の宿題は、半分見た『ニキータ』の続きのストーリーを書いてくること。条件としては、若いハンサム君1人とジャン・レノを登場させること。もちろんこれは、正解はありません。本編と同じになるのがいいことともいえないし。
この宿題の場合も、ややハリウッドに毒されている感が否めませんが、それでも、彼らなりに一所懸命なにかを作ろう、紡ぎだそうとしているのが、よく分かります。ペンが走っています。
こちらも半期ですが、ただ映画を見るだけでなく、書くことに慣れ、発想する面白さを感じてくれればいいですね。
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さっきレナさんと電話で話しました。わが生田キャンパスでの授業、「とってもタノシー!」と言ってくれてます。ということは…… きっと学生も楽しいはず。ああ、わたしもレナさんに習いたかった!