2009年4月19日日曜日

サーカスと随想


週末に大学の資料室でだべっているとき、シルク・デュ・ソレイユの話をしていたら、大学院生(ディジタル・コンテンツ系)のウノザワ君が、サーカスと言えばカルダーですよ、と言い出した。そんなサーカス団があるのかと思ったら、そうでもないらしい。で隣りで管さんが、モービルの……と小さくつぶやいている。モービル? ああ、あのカルダー? でもサーカス?

で、今調べてみたら、なんとカルダーは、まさに「サーカス」から出発してるんですね。知りませんでした。で、そのサーカスとはこんな感じ。


完全にふざけてます! いいですねえ。

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『日曜日の随想』(日経新聞社)という本が出ました。日経の、毎日曜に掲載された随想を1年分集めたもので、執筆者は現代の第一線の書き手ばかり。秋に生田で特別講義をしてくださった宮内勝典、大御所高橋英夫、『フランス映画の誘惑』の野崎歓、大好きな詩人清水哲男、そして堀江敏幸、管啓次郎(敬称略)をはじめ、総勢50人。これで1700円ですから1人あたり…… 安い! 1つ1つは短いだけに、ここは腕の見せ所。読み比べると面白いです!

ここ何年か、小説が売れない、それ以上にエッセイが売れない、という声を耳にします。でもこういう本を読むと、やっぱり面白いなあ、と思います。特にこの本は、詩人が多くてわたしは楽しかったです。(ちなみに清水哲男さんは、この4月から、フランス語の勉強を始めたそうです。)

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ちょっと予定より遅れていたのですが、『東京詩』のゲラができたそうです。だんだん近づいてきました!

さて、では今週も元気にまいりましょう!