大学は今「入試の季節」を迎え、なかなか緊張した雰囲気に包まれています。個人レベルでいえば、これは比喩ではなく、肩が凝ります! でも、普段お話しすることの少ない先生たちとおしゃべりするのは、それなりに楽しいです。
理系の先生とのおしゃべりでは、やはりトヨタ問題が盛り上がります。たとえばプリウスのブレーキの問題についてなら、こんな話を聞きました;
あの2つのブレーキ・システムは、要はアナログ&デジタルの組み合わせだそうです。で、アナログなら、これは誰でも基本的に同じような「踏み心地」が得られるのですが、それはアナログが、いわば連続的な(無段階的な)ものだから。
それに対してデジタルにおいては、XとYはいわば階段状に関係し合っているので、その階段の1段をどれくらいに設定するかが問題になる。つまり、Aさんにとってはスムーズと感じられる「踏み心地」が、Bさんにはちょっとずれて感じられることも出てくる……
「じゃあ、その階段をほとんど無限に細かく設定すればいいんじゃないんですか?」
「だからそれはもう、アナログなの」
なるほどねえ。と、素人くさいレベルで納得してしまう今日この頃なのでした!