2つの展覧会とは、Izis と Luc Choquer のものです。前者がかつての、後者が今の、フランス人のアイデンティティーを写している、という見方です。Izis の写真は、たとえばこんな感じ;
Choquer のほうは、そもそもこの紹介記事にぴったりの写真集をすでに発表しています。(上の画像。)で、写真はたとえばこれです。
これは、グアドループのある家族をとったものだそうです。彼は、William Klein と Robert Frank を敬愛していると公言していて、いわば自分の「隣人」を撮りたかったんだ、と言っています。そして自分の視線は、人類学者のそれなんだ、とも。んん、なるほどね。
この前の「フランコフォニー」の会の折りも、「フランスのアイデンティティーは?」という質問に、しどろもどろになっていた大使館員のことをご紹介しましたが、この「アイデンティテイー」って、やっぱり曲者ですねえ。
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先日この場を借りて、デザイナーのI さんにメッセージを届けましたが、嬉しいことに、こちらで用意した曖昧なヒントから、とても素敵な作品を描いていただきました。Merci beaucoup ! その作品は、NHKテキストの4月号で!