2010年10月23日土曜日
昆布と明治維新
ああ自分は何も知らないなあ、と思うことはしょっちゅうありますが、
つい昨日もありました。
沖縄出身の英語の先生とだべっている時のことでした。
(ここからはすべて、その時に教わったことです。)
みなさん、昆布が全然採れない沖縄は、
実は昆布の消費量日本一だ、という話、ご存知ですか?
(わたしはこれさえ知りませんでした。)
で、なぜそうなったか、という話なんですが……
最初に結論を言いましょう。
江戸時代、北海道産の昆布が、北前船によって運ばれたから、です。
じゃあなぜ、そんな遠くのものが、沖縄(琉球王国)まで?
図式はこうです。
琉球が中国から輸入した漢方薬(の原料)
↓ ↑
薩摩藩
↓ ↑
北海道の昆布
Mmm, これは明らかに、薩摩が儲かる仕組みです。
だって、どっちの方向でも潤うんですから。
そしてこの背景には、「富山の薬売り」からの、
漢方薬に対する需要があったと言われています。
さて、では薩摩は、この儲かった金で何をしたでしょう?
雑にいえば…… これは明治維新なんです!
沖縄料理には、そういえば昆布が多く登場します。
今回は、「昆布に歴史あり」をお送りいたしました!
◇
土曜日ですね。1曲行きましょう。
あの名曲、「悪魔を憐れむ歌」、ヴァージョン・バルベス!
http://www.dailymotion.com/video/x5k57k_sympathy-for-the-devil-orchestre-na_music
面白いでしょ!
national とありますが、これはバルベスを「国」とみたてただけで、
全然「国立」じゃありません。
最近、彼らのアルバムをよく聞いています。