2011年11月25日金曜日
神は
わたしが高校生の頃、
宇宙の始まりは200億年前くらいだろう、と言われていたと思います。
それがいつの間にか、
137億年という、ミョーに細かい数字を見かけるようになりました。
(ちょっと前は、120億年前、という書き方をよく見た気がします。)
たかだか30数年の間に、宇宙の歴史は70億年以上短くなっちまいました!
(でもまだ、これからも変わるんでしょうけど。)
ヒトが言葉を持ったのは、1万年前と言われています。
(これは、わたしが大学生の頃もそういうことになってましたから、
こちらは変わっていません。)
ヒトが文明を持ったのも、ヒトに意識が芽生えたのも、
同じ頃だと言いますが、まあこれらはみな、
同じことなのかもしれません。
1万年前。
ネアンデルタール人とヒトが分かれたのが50万年前。
ネアンデルタール人とヒトが交雑した(とすればそれはおそらく)6~9万年前。
ネアンデルタール人が絶滅したのが3万年前。
(彼らはついに言葉を持ちませんでした。)
そして1万年前、ヒトは言葉を持ったわけですね。
今西暦2011年ですから、紀元前8000年、ということになります。
メチャメチャ最近です。
ヒトはそれまで、ず~っと、言葉なしで生きてきたんですね。
FOXP2 という遺伝子が、
ヒト(やチンパンジーや鳥やウサギなど)には備わっていて、
この遺伝子がないと、言葉が使えないのだそうです。
だから、
神とはFOXP2 だ、と言う人もいるようです。
なるほどね。
フランス語の授業をしていると、
そんな形で「言葉」と付き合っているのが、
とても不思議なことに感じられる瞬間があります。
(明日は、仲間の結婚式で祝辞です。言葉を使います!)