ついさっき、第4戦が終わりました。
今年は、日本シリーズを見ることにしたので、
もちろん今夜もじっくり見ました。
スコアは2 - 1 ですが、むしろ「0」のイニングにこそ、
無数の「予感」が充満していて、堪能しました。
特に今夜のゲームは、ナイス・ゲームでした。
9 回裏のマウンドに立った長身のリリーヴァーについて、
解説の山田久志さんが、
ZONE に入ってる
と言っていました。
なるほど。
あの焼けるような速球、崩れるようなフォーク・ボールを見ていると、
この言葉は的を得ているように思えました。
そして今日の最大の殊勲者は、このアメリカ人リリーヴァーと、
中盤、ノーアウト満塁で登場して、1点も与えずに切り抜けた投手、
この2人でしょう。
彼もまた、彼のZONE にあったように思えます。
詩人が詩を書いている時、
それは「自分が自分に憑依した状態」なんだと、
かつて吉本さんは書いていました。
そういうことのない俗なわたしには、
窺い知れない境地ですが。
明日は第5 戦!