2011年11月19日土曜日

Aïcha 3


『アイシャ・3 』、Aïcha 3, la grande débrouille
を見てみました。

この『アイシャ』シリーズの1と2については、
すでにご紹介済みですね;

1:http://tomo-524.blogspot.com/2010/10/blog-post_30.html

2:http://tomo-524.blogspot.com/2011/07/aicha-job-tout-prix.html

そして今回の『 3 』、予告編はこちらです;

http://www.youtube.com/watch?v=yQoLosHCtCQ

今回は、アイシャたちの住む18階の建物のエレヴェーターが動かない、
というのが、物語の縦糸になっています。
ここに、アイシャの勤める化粧品会社の販促や、
人権運動、アイシャの叔母・ビウーナの昔の恋人などが絡んできます。

見ていて楽しいし、笑える個所も多いのですが、
シリーズの中では、1番軽い感じのデキではないでしょうか。
1,2と見ていれば、
それぞれのキャラクターの背景が分かっているのでいいのですが、
それがないと更に軽く感じられてしまうかも。

この夏にパリに行ったとき、
アイシャの舞台であるボビニーにも行ってきたのですが、
やっぱり好きな映画の場合は、
その舞台である場所に行っておくと、
なんともいえず身近に感じられものですね。
団地の中のさびれたドラッグストアで、
もちろんマグレブ系の店主とだべったのですが、今回の『 3 』でも、
そのすぐ隣が<みんなのためのエレヴェーターの会>の会合場所でした。


そうそう、この『 3 』には、
『ロミュアルドとジュリエット』のジュリエット役、
Firmine Richard が登場し、大活躍していました。
彼女はグアドループ出身で、
たしか40歳頃、『ロミュアルド~』のキャスティング担当の人にスカウトされ、
(やや遅めの)シンデレラ・ガールとなった女優さんです。
オゾンの『8 人の女たち』にも出てましたね。
今回は、カリブ出身の女性の役で、
髪の色も白っぽくしています。

いつか、このシリーズについて、
ちゃんとしたものを書きたいんですけどねえ……(来年!)