2021年2月22日月曜日

Adolescentes

MFFFにも上がっていて、
Amazon Prime でも見られるドキュメンタリー、

Adolescentes (『私たちの青春時代』)2020

を見てみました。


わたしは、
周囲の映画フリークたちと違って、
ドキュメンタリーはあまりたくさんは見ていないので、
評価に自信はないのですが、
今回の作品、なかなかよかったです。
アナイスとエマという二人の少女が、
13歳から18歳まで成長してゆく様子が映し出されるのですが、
その間、パリでは2度のテロ事件があり、
大統領もオランドからマクロンへと変わってゆきます。
そうした中で、
普遍的な悩みと、
フランス的な悩みと、
その両者が巧みに組み合わされていて、引き込まれます。

13歳から18歳と言えば、
当然、高校進学が間に挟まっていて、
エマは普通科へ、
アナイスは職業科へ進みます。
そうした制度について、知識としては知っているわけですが、
実際にその制度の内部で生きるワカモノのナマな感情の襞は、
初めて見たように思いました。

この映画、このままアマプラで見られるなら、
来年度はぜひ、学生に見せたいと思います。