Marseille
やっと saison 2 を見終わりました。
(ネトフリです。)
Mmm、どうでしょう、
1よりも2のほうがおもしろかった、かな?
saison 1 は、要はオイディプスの物語だった、
つまり「父殺し」がテーマだったと書きましたが、
この2は、打って変わって、
父子の和解が1つの主要モチーフになってゆきます。
ただ、
わたしが1よりおもしろいと感じたのは、
いわゆる「現代フランス的要素」が、
ふんだんに取り込まれていたからです。
つまり、
ファシスト党(ドラマ内では「フランス党」)の台頭、
それと対立する、
多民族・多文化、あるいは連帯への賛美、
暗躍する過激派、
LGBTの恋人たち、
難民認定の困難さと保護のあり方……
などなどです。
もちろん(と言っていいのか)、
これらすべてが深く掘り下げられているわけではありません。
というか、
わりとどのトピックの描き方も表面的で、
そういう意味では物足りないのも事実です。
そうだったのか、というところはあまりありません。
ちなみに、一番ドキドキしたのは、
あのスタッド・ヴェロドロームが、
しかも試合前の満員の時に、
テロの標的になったことです。
過激派は、爆弾を積んだドローンを、
スタジアムに向かって飛び立たせるのです……