金曜日にここで、キリンの店の写真を使いました。
ごく1部から、あの写真を撮ったButte aux Cailles をもっと! の声がありましたので、
お知らせしますね。
まずは店の位置から。
赤いAのところが、この壁の店、Chez Gladines のあるところです。
この店は、この界隈で1番人気の、バスク料理の店です。
日本の雑誌などでも、時々紹介されています。
この落書き、どこかでご覧になったかもしれません。
有名な落書きなので、そのまま撮るのがためらわれ、
つい手前のバイクも入れちゃいました!
この店の前はこんな感じ。
写真からも感じられる通り、Butte aux Cailles という場所は、
パリに 7 つある丘の 1 つで、近くをビエーヴル川が流れています。
(市内はほとんど暗渠ですが。)
この川のおかげで、このあたりにはさまざまな「メチエ」が起こります。
さっきの地図の、イタリー広場から北に上ると、国立ゴブラン織り工場。
広場の左には、
タイポグラフィーとグラフィック・デザインで有名なエスチエンヌ校もあります。
またビュット・オ・カイユの南側には、
かつてイタリアや東ヨーロッパからの移民がキャラバンで生活していて、
写真家の被写体、そして画家のモデルとなっていた……
(この辺、港千尋『パリを歩く』に教えられました。)
地図のA地点から南西に下り、
突き当たったところから斜め右上に伸びるのが、
ビュット・オ・カイユ通りです。
今このあたりは、学生や労働者向けの気の置けない飲み屋が多く、
こじんまりとしてはいますが、隠れ人気スキットでもあります。
ちなみにプールもあります。